理美容

美容(びよう)とは容姿を美しくすることをいい、理容(りよう)とは容姿を整えることをいう。
美容と理容の意味は似ているが、法律では次の通りに区別されている。
理容:頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること(理容師法第1条の2第1項)
美容:パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること(美容師法第2条第1項)

最近は男女とも理容店や美容室の区別を特に意識せずに利用したり、シェービングや美顔のために女性が理容店を利用する場合も多く、両者の境界の区別は明確でなくなりつつある。多くの理容店の店舗には、店の入口にサインポールと呼ばれる赤青白の3色で構成された円筒状の看板が螺旋状に回転している。
なお、大半の個人経営の店は毎週月曜日を定休日としていた。これは第二次世界大戦中から戦後にあった全国的な電力不足における休電日が月曜日だった名残である。全国的には月曜が多かったが、地域により火曜(愛知県など)や水曜(三重県など)に設定されており、その地域では各々の休電日に合わせて定休日が設定された[2]。休電日がなくなった後も、過当競争を避けるため定休日は各地域ごとの理容組合への加入の取り決めとして定められ(適正化規定)、休電日をもとにした定休日が地域ごとに継承された。現在では特に定休日の規制は存在しないが、土日に集客が多いこともあり、以前からの定休日を踏襲している店舗が多い。
近年はサービスや内装で高級感を強調した店、ヘッドスパや顔そりなどに特化した店舗や10分間程度でカットのみのサービスを提供する店など多様な業態が登場している。

『フリー百科事典 ウィキペディア』より引用